令和7年度の登録販売者 外部研修(継続的研修)は以下のような内容を予定しております。
香港で販売されている一般用医薬品と身近な薬膳食材について(約3時間 演習含む)
香港での現地取材をもとに、販売されている一般用医薬品や、薬膳料理について学習します。
「医薬品広告に関する最近の話題」 ~インターネット広告や医薬品等適正広告基準の内容を中心に~(約3時間 演習含む)
従来型のメディアが中心だった医薬品広告も、近年はインターネット広告の伸長やマーケティング思考の発展により、他の商品広告と同様に非常に多様化が進んでいます。
そこで、今回の研修では、前半は2024年の広告費の特徴や、動画広告(Youtube等)やSNS広告などのインターネット関連広告の特徴と医薬品広告との関連を確認し、後半では「薬機法」及び「医薬品等適正広告基準」における医薬品広告の注意点として、前年の内容に広告審査会等での指摘事項等も踏加えて、ブラッシュアップした内容で行います。
また、課題演習では「八味地黄丸」を扱った架空のテレビCM例をもとに、医薬品適正広告基準やガイドラインに基づいた、その問題点などを考えていきます。
骨粗鬆症の基礎知識と関連する保健機能食品について(約3時間 演習含む)
骨粗鬆症の基本的な知識と、その診断方法や治療薬、そして関連する保健機能食品(トクホ・機能性表示食品)について学習します。
「体内における薬の運命」~薬物動態の基礎知識について~(約3.5時間 演習含む)
前年に引き続き、服用した薬が体の中でどのような運命をだどり、最終的にどう役割を終えて、体外に出ていくかまで(薬物動態)の大まかなイメージを掴むことを目標としています。
薬物動態に関連する様々な薬の剤形や、服用方法の特徴なども、新しい情報を加えて、当研修を通して、一般用医薬品販売時の顧客とのコミュニケーションや、調剤補助や処方箋入力業務などの薬局業務への理解を高めることも併せて目指します。
なお、今回の課題演習では、医療用医薬品のアセトアミノフェン坐剤・内服薬のインタビューフォームを参照し、薬物動態に関連する指標を確認していきます。
医薬品・保健機能食品の販売に関する最新知識(約40分)
新発売医薬品、区分変更のあった要指導医薬品・一般用医薬品や、保健機能食品の販売における最新のトピックスを紹介します。
<今年度の担当講師:鎌田晃博>
「当会メンバーは、医薬品知識を持つ中小企業診断士で構成されていますが、マーケティングやWEBなどの各自の得意分野を活かしながら、従来の枠にとらわれない、様々な題材を扱った講義内容を提供しています。
また、法定研修は登録販売者制度の発足当初から行われており、既に10年以上行われていますが、一部では内容のマンネリ化や、不正なe-ラーニング受講も問題となっています。そこで、当会が提供する研修では、ガイドラインにも基づきながら、医療用医薬品や海外の医薬品に関する内容や、広告やマーケティングといった分野も取り上げ、受講生に常に新しい気づきを与えられるように心掛けています。」
